デッサンについて

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デッサンは一枚描き上げるのに測って比率を確かめたり、陰影を細かく見てみたり、漠然と引いて全体の印象をみてみたり、形をみてみたり、いろんなアプローチの仕方で物と向き合います。

デッサンを継続していくことにより全ての陰影には意味があることに気づくと思います。

意味とは一つの部分にしても、そのトーンがどうしてそのトーンなのかはすべてに理由があるのです。
夜なのか昼なのか。光がどう当たってるのか。どう反射しているのか。そこは凹んでいるのかツルツルなのか、そのものによっても変わってきます。

物に光が当たり影ができて、まわりの物の光が反射する。この当たり前にサクッと通り過ぎる事をデッサンは時間を止めて、自分がどう見えているのか分析していく。

さらには物の中にできている影も単調ではなくその形や質によってトーンは変わる。最初は大まかにしか見えない影もだんだんだんだん影の中の濃淡、明るい光の中の濃淡がみえてくる。めきめきと。それが見えだしたらしめたもの。
それを木炭や鉛筆のトーンで描き分けて初めてそのものの空間の位置、さらには自分との距離感を表す。
デッサンは解釈です。自分がどこまでそれを見れたか、見て解釈したかの全てが現れます。
自分の見て感じた刻印がそこにはあるのです。すごくないですか✨

結局完成させることは目的じゃないし大事じゃないんです。そのプロセスがやはり大事ですね。
でもある程度描き込んで完成の方向にいかないと何も感じれなまま「デッサンてだりぃ」で終わるのです。
本当は脳汁だばだばヨダレが出るほど楽しい物なのに。

一つのものと自分との関係を測るのってなんでもできるんですよ。料理で野菜一つ切るにしても畑仕事でスコップ一つで穴をほるにしても、野菜を一から立派に育てるにしても何にしても会得できる何かは同じものと思っていて。集中して何かに達すれば何でもいいんですよ。手軽に掴める達成感の一つといいましょうか。


紙と物とで手軽に始められのでこれは人生に一回はやるといいんだよなあ。

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